樹木希林はガンを鹿児島で治療?ガンの状況は?治療法は?佐賀でも?

樹木希林さんが、以前からガン闘病中だと報道されていますが、女優としての精力的な活動は衰え知らずですごいですよね。

そこで、

樹木さんのガンの状況はどうなのだろう?

樹木さんが以前から通っていると言われる鹿児島の病院の治療法とはどんなものなのだろう?

佐賀の先進医療施設にも通っていると言われているけど本当かな?

について、詳しく調べてみました。

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樹木希林のプロフィール

名  前 樹木希林(きききりん)

生年月日 1943年1月15日

出 身 地 現在の東京都千代田区

職  業 女優

活動期間 1961年〜

家族全員が有名人で、夫がミュージシャンの内田裕也さん、娘さんが文筆家の内田也哉子さん、義理の息子が俳優の本木雅弘さん、孫娘が女優の内田伽羅さんです。

今や知る人ぞ知る情報となりましたが、若い頃は「悠木千帆(ゆうきちほ)」という芸名で活躍されていました。

1964年、ドラマ「七人の孫」に出演し、一躍人気女優となって以来、個性派女優として非常に多くのドラマ・映画・舞台・CMに出演しています。

2013年に、全身ガンであると公表し、大きな話題になりました。

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樹木希林のガンの状況は?

樹木さんによると、2004年に乳ガン発症、翌年に手術を受けましたが、 2007年に再発しました。

2008年に腸、副腎、脊髄にガンが転移していることが分かり、2013年、全身ガンで13カ所に転移していると初めて公表しました。

検査するとガンが見つかるから検査しないとおっしゃっていて、とても闘病中とは思えないほど元気そうな様子が話題になっています。

公表以降は、たびたびがんの病状について質問されるようになり、2014年にはがん治療を終了したと公表しましたが、2016年に治療を開始したとのことでした。

ガンを積極的に見つける検査は受けないけれども、食事や体重管理はきちんとして、病院から連絡を受け次第治療を再開する、というやり方をされているようです。

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樹木希林が通う鹿児島の病院の治療法とは?

樹木さんは、鹿児島県鹿児島市の「UMSオンコロジークリニック」に12年も、途中で治療を休止しながら通い続けています。

UMSオンコロジークリニックとは、自由診療四次元ピンポイント照射療法」を行い、10分程度寝ているだけで放射線治療が済んでしまうそうで、樹木さんの他に、故・九重親方や女優の南果歩さんも治療に訪れていた病院として有名になりました。

樹木さんは、抗がん剤その他投薬による治療は一切行わず、この病院での放射線治療だけで済ませています。

UMSオンコロジークリニックとは

UMSオンコロジークリニックの特徴として、UMSオンコロジークリニックで治療を希望する方のほとんどが、手術や抗がん剤治療を避けたいと考えている人で、がんの進行程度(初期のガン〜緩和ケアが標準治療と見なされるほどのガン)に関係無く、治療を希望される方を受け入れています。

まずは郵便にてセカンドオピニオンの申込み後、院長の植松稔氏(画像)と面談し、植松医師が開発した独自の放射線治療が可能かどうか、そして、患者さんがその治療を希望するかを話し合い、治療をします。

この治療を受けた患者さんは、現在3千名ほどになり、治療した疾患のうち、乳ガンの方が最も多く、切らない乳ガン治療は500名を超えています。

樹木さんは乳ガン手術で乳房全摘出を経験されていますが、これが大変辛かったそうなので、この病院の治療方針に感銘を受けたのでしょうね。

また、治療した臓器のうち、肺ガンが最も多く2千病巣以上だそうで、致死率が高いガンにかかってしまった方の希望だといえるでしょう。

UMSオンコロジークリニックでの治療は、苦痛を伴うことなく、しかも短時間で済む点は良いのですが、とにかく費用が高額です。

オピニオン外来が30分で3万2千円(30分のうちの20分はパソコンに向かっておられるとか…)、治療費が1回あたり150万〜250万円、放射線治療が1回あたり300万円です。

ただ、天井知らずではなく、治療費が一年間で300万円を超えた場合、それ以降は保険診療を行った場合の点数に照らし合わせ、なるべく低額になるようにし、治療費の合計が500万円に到達した場合、それ以降の治療はすべて無料になるそうなので安心(?)ですね。

四次元ピンポイント照射療法とは

四次元ピンポイント照射療法とは、放射線を照射しても死滅しないガン細胞を、さらに追跡して照射する治療法であり、放射線照射の精度を限りなく極めた治療法です。 

先ほど、乳ガンや肺ガンの治療に高い効果を上げている、と書きましたが、これは、四次元ピンポイント照射療法の真骨頂だと言えます。

乳ガン・肺ガンは、呼吸によって胸が膨らんだりしぼんだりする為、従来の治療法ではX線の照射部位を定めにくいのですが、縦・横・高さに時間を考慮して、呼吸で動く腫瘍に合わせて照射位置を変えながら当てることが可能な、4次元ピンポイント照射であれば、治療成果を向上させることが出来ます。

とは言え、ピンポイント照射であっても患者さんが動けば、ガンからずれた位置に放射線が当たってしまうので、ベッドを移動させることで、患者さんの負担を軽減し、正確なピンポイント照射を可能にしました。

呼吸追跡が出来るという強みを持った4次元ピンポイント照射は、位置が変化する可能性が高い肝臓ガン前立腺ガン等の治療に有効なのですが、不向きなのは、あちこちに転移したガンや、かなり大きなガンで、他には大腸や胃などの消化管のガンだと、放射線を当てると穴が開いてしまうので難しいとのことでした。

あちこちに転移したガンには向いていない治療法らしいのですが、樹木さんにとって今のところ最善の治療法として通い続けているのでしょう。

樹木さんは、ときどき治療の休止をはさみながら、頃合いを見て治療を再開しているとのことでした。

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樹木希林は佐賀でもガンの治療を行っている?

佐賀県鳥栖市にも「サガハイマット・九州国際重粒子線がん治療センター」という先進的なガン治療を行う施設があり、樹木さんはそこでも治療を受けているのではないかと言われています。

しかし、やはり上記の鹿児島市だけで治療を受けているようなので「九州で治療を受けていると言っていたけど、佐賀だったかな、鹿児島だったかな?」と混同している人が多いのかもしれません。

サガハイマット・九州国際重粒子線がん治療センターとは

サガハイマット・九州国際重粒子線がん治療センターは、個人・法人からの寄付金を運営資金として2013年5月に開設されました。

入院病棟はなく、全て通院治療となり、入院が必要な場合は近隣の連携病院からの通院となります。

重粒子線がん治療とは、線量局在性の高い治療が可能という性質を持つことから、炭素イオン線でガン病巣をピンポイントで狙いうちし、がん病巣にダメージを十分与えながら、正常細胞の有害事象を最小限に抑えることが可能とされる、最先端の放射線療法のうちの一つです。

重粒子線がん治療のメリットは、通常の放射線治療では治癒することが困難な「放射線抵抗性のガン」にも威力を発揮すること、切らずにがんを治す治療法の為、臓器の機能や形態が温存出来ることから、治療成績の向上だけでなく、患者さんの治療後の社会復帰、生活の質の向上も期待出来ます。

重粒子線治療の治療成績は、5年生存率で見ると、前立腺がん=約95%、手術不能Ⅰ期肺がん=約70%、頭頸部悪性黒色腫=約50%、体幹部・進行骨肉腫=約50%、再発進行肝がん=約50%、Ⅲ-Ⅳ期進行子宮頸がん=約45%、と素晴らしい成果を上げています。

最も治療が困難な骨肉腫では、腫瘍が消失した後に正常骨組織が再生するなど、ガンが制御されるだけでなく、機能や形態まで温存される、劇的な治療効果も得られています。

重粒子線治療は、通常では1〜4回の照射で済み、入院期間(入院施設は無いので提携病院での入院)も比較的短く、苦痛が大幅に軽減されることなどから、優れたガン治療法であると言われています。

治療費用は、やはり高額で314万円ほどかかりますが、複数の生命保険会社に、先進医療に特化した保険商品があるそうです。

ただし、こうした先進的なガン治療を行う施設は、樹木さんもおっしゃるように、ごく限られた場所にしか無いので、大変高額な治療費にも関わらず、予約が半年先だったりするそうなので、治療を受けるメリットは大きいけれども、デメリットもそれなりにあるということですね。

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まとめ

以前から、樹木希林さんが長年ガンと闘病していると報道されていますが、女優としての精力的な活動は衰え知らずですごいですよね。

そこで、

樹木さんのガンの状況はどうなのだろう?

樹木さんが以前から通っていると言われる鹿児島の病院の治療法とはどんなものなのだろう?

佐賀の先進医療施設にも通っていると言われているけど本当かな?

ということについてご紹介しました。

ガンが全身に転移していると公表したのは2013年ですが、実際は2004年に乳ガンを発症して以来、再発と転移に煩わされてきたことが分かりました。

治療は、鹿児島市のUMSオンコロジークリニックにて、最先端の放射線治療を受けるのみでしたが、自由診療なのでとんでもなく高額な治療費がかかることも分かりました。

この病院には、故・九重親方や女優の南果歩さんも通われていたことも分かりました。

佐賀県鳥栖市にも先進医療施設があるので、樹木さんがそこにも通っているのではないかと言われていますが、実際は鹿児島のみだということが分かりました。

樹木さんがお元気で名女優としてますますご活躍されますよう、応援したいと思います!

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