池江璃花子の白血病は急性白血病?原因・症状・治療法・生存率は?

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日本女子競泳界の大スターである池江璃花子選手が、白血病を患っているとTwitterで公表しました。
池江璃花子選手は、症状の詳細にはふれていませんでしたが、池江璃花子選手の一日も早い完治を願い、白血病の種類や症状、治療方法、生存率等について調べてみましたのでご紹介します。
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池江璃花子選手が白血病を患っていると公表!

池江璃花子選手は、女子競泳界のスター選手かつ、2020年東京オリンピック金メダル最有力候補者として知られています。

そんな池江璃花子選手が、2019年2月12日、白血病を患っていることをTwitterで公表しました。
そして、しばらく治療に専念し、日本選手権出場を断念されるとのことでした。

池江璃花子選手のツイートからわかること

・池江璃花子選手は、2019年1月18日からオーストラリアで合宿中だったが、体調を崩して緊急帰国した。

・「しっかり治療をすれば完治する」と明記している。

・白血病の種類や症状など詳しいことにはふれていない。

これらの情報も、病気の詳細を知る手がかりとなると思います。

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白血病の種類・原因・症状・治療法・生存率は?

「白血病」と一口に言っても、症状の種類や原因はさまざまで、急性慢性かで発症しやすい年代や人種、予後等に大きな違いがあります。

そこで、池江璃花子選手が患っている可能性が高い白血病の種類や症状にしぼって詳しくご紹介します。

白血病の種類

池江璃花子選手は未成年なので、未成年者が発症する可能性が極めて低い白血病を除くと、白血病は急性・慢性・その他の3つに大きく分類されます。

さらに、急性は4種類、慢性は3種類、その他は1種類に細分化されます。

しかし、急性白血病のうち、急性リンパ性白血病・リンパ芽球性リンパ腫は主に6歳以下の小児が発症する傾向にあったり、慢性の白血病の全てと、その他の白血病は、発症しやすい年代は中高年以降である場合が多いので該当しないと判断しました。

したがって、

急性骨髄性白血病

急性前骨髄球性白血病

この2つに絞って発症の原因・症状・治療法・生存率を調べてみました。

急性白血病の原因

・急性骨髄性白血病の原因は、血液をつくる過程の未熟な血液細胞である骨髄芽球に何らかの遺伝子異常が起こり、がん化した細胞(白血病細胞)が無制限に増殖することで発症します。

・急性前骨髄球性白血病の原因は、染色体異常が特徴で、この異常により、白血球が分化、成熟できなくなり、骨髄や末梢血中で前骨髄球が増加します。

まとめると、急性の白血病の場合、原因は遺伝子の異常によって発症することがわかりました。

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急性白血病の症状

急性骨髄性白血病・急性前骨髄球性白血病に共通して、症状の状態は主に2つで、それによって表れる症状に違いが出るようです。

・造血機能に障害が起き、赤血球減少→息切れ、動悸、倦怠感など

・造血機能に障害が起き、白血球減少→発熱

・造血機能に障害が起き、血小板減少→あざ、赤い点状の出血斑、鼻血、歯ぐきからの出血など

・白血病細胞が臓器に浸潤し、肝臓や脾臓の腫れ→お腹が張る、腹部の腫瘤・痛み

・白血病細胞が臓器に浸潤し、歯肉腫脹→歯ぐきの腫れ・痛み

・白血病細胞が臓器に浸潤し、骨痛→腰痛、関節痛

・白血病細胞が臓器に浸潤し、髄膜への浸潤→頭痛

池江璃花子選手は、年始から体調不良を訴えていたそうで、その苦痛たるや相当のものだったでしょう。

急性白血病の治療法

・急性骨髄性白血病の治療法は、池江璃花子選手のような若年者の場合、複数の抗がん剤を使用した化学療法を行い寛解(かんかい)を目指します。

寛解後の治療は、予後に関連する因子の1つである染色体異常などから予後分類を行い、その後の治療方針を決定します。

・急性前骨髄球性白血病の治療は、ビタミンAの誘導体であるオールトランス型レチノイン酸(ATRA:All-trans Retinoic Acid)を化学療法と併用して、寛解導入療法を行います。

急性白血病は再発率が高いので、完治後も再発防止策が必要になります。

急性白血病の生存率

急性白血病の場合、若ければ若いほど治りやすい傾向にあるそうで、治療期間は2~3年くらいです。

池江璃花子選手は数年間は競技生活から離れなければならないですが、しっかり治療をすれば、発病前の生活に戻れるのだそうです。

急性白血病の再発

急性白血病の厄介なところは、再発率が高いことです。

急性白血病は、完全寛解後3~5年以内に再発することが多い傾向にあるそうです。

しかも再発した場合、再発前に用いていた抗がん剤の効果は無くなるので、以前とは異なる抗がん剤を用いた療法の検討や、造血幹細胞移植を行ったりするそうです。

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急性白血病を発症した有名人は?

過去に急性白血病に発症した有名人についてご紹介します。

結論から言うと、夏目雅子さんは亡くなられ、渡辺謙さんはご存知のとおり現役バリバリでご活躍されていますが、俳優という特殊な職業柄、白血病によって数々の苦労をなさいました。

夏目雅子

夏目雅子さんの生前のご活躍は、アラフォー世代がギリギリ知っているくらい昔です。

今でもがんの検査啓発CMなどでは、夏目雅子さんの生前の映像が使用されることがあるので、若い世代の方も知っている人は多いのではないでしょうか。

私が小学生の頃、突然夏目雅子さんが入院され、急性白血病の治療を受けていると報道され、大きな話題になったことを覚えています。

夏目雅子さんは舞台公演中に突然体調不良を訴え(10円玉ほどの大きさの口内炎ができたり、激しい頭痛にみまわれるなど)緊急入院後、治ることなく亡くなられたことを覚えています。

当時は「深刻な病気の場合、本人に告知してはいけない」という風潮だったので、ご家族は夏目雅子さんに病気を告げていませんでした。

夏目雅子さんの闘病生活は7ヶ月間で、抗がん剤の副作用で肺炎にかかり、27歳で亡くなられました。

急性白血病は、若年であればあるほど完治しやすい病気ですし、夏目雅子さんの死因は白血病によるものではなく肺炎だということを強調しておきたいと思います。

渡辺謙

渡辺謙さんも、私が小学生の頃、突然白血病で入院なさったことを覚えています。

渡辺謙さんは、若くして大河ドラマの主演をつとめるなど、超売れっ子俳優だったので大きな話題になっていました。

渡辺謙さんについて調べると、初主演映画となるはずだった「天と地と」の撮影中に発症して闘病生活を送ったそうです。

約1年の闘病後、治療を続けながらも俳優業に復帰し、入退院を繰り返しながら大河ドラマで再び主演を勝ち取ります。

しかし、発病から5年後に再発、再び闘病生活に入りましたが完治し、その後のご活躍はご存知のとおりです。

噂では、発病当時の降板が後々まで影響し、復帰後も干されて苦しんだという話がありますね。

完治後も病気のイメージがついて回って困ったり…。

そしてこれは多くの人が知るところですが、渡辺謙さんの完治を願い前妻(杏さんの母親)が宗教にはまって借金を作り、杏さんは高校を中退して返済するも、渡辺謙さんと前妻は離婚しました。

現在も渡辺謙さんと杏さんの間には確執があると噂されていますね。

渡辺謙さんは特殊な職業についておられることもあり、ご病気によって良くも悪くも人生が変わってしまいました。

しかし、池江璃花子選手は芸能人ではないですし、急性白血病は若年者は完治しやすいとのことなので、前向きに治療に励んでいただきたいですね。

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まとめ

競泳女子の池江璃花子選手が、白血病を患っていることを公表しました。

池江璃花子選手のご活躍をしばらく観ることができないのは非常に残念ですが、一日も早く完治されますよう願っています。

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