2018年12月、札幌で大きな爆発事故が起き、日本中を驚かせました。
原因は、アパマンショップ社員が大量の消臭スプレーの中身を室内で抜く作業をした後、ガスが充満した室内で湯沸かし器を使用したことが原因ではないかと言われています。
そこで今、この「消臭スプレー」が物議をかもしていますので、
消臭スプレーってどんなもの?
アパマンが行っている消臭抗菌の代金と内訳とは?
など詳しくご紹介します。
もくじ
アパマンが使っている消臭スプレーってどんなもの?
札幌で起きたガス爆発は、アパマンショップと居酒屋が跡形も無く消し飛び、怪我人が40名以上出るほどの惨事でした。
札幌のアパマン爆発のドライブレコーダー映像 pic.twitter.com/mojWdZogM5
— newsnepia (@newsnepia) 2018年12月17日
しかし、その原因がまさかの「消臭スプレー」だったなんて意外すぎてビックリされたのではないでしょうか。
アパマンショップの社員が、本来なら室外でやらなければいけないガス抜きの作業を室内で行ったので、120本もの大量のスプレーのガスが充満したところに湯沸かし器を使用したことが爆発をもたらしました。
それにしても、命に別状が無かったのが奇跡としか思えないような事故でしたが、社員のみ重傷者として報道されました。
さて、アパマンショップで使用しているこの消臭スプレーってどんなものなのでしょうか?
「heyash」(ヘヤシュ)という、1回押すとおよそ4分間自動で噴射される勲煙タイプの商品で、密室内に薬剤が散布されるものなのだそうです。
バルサンのようなものなのですね。
ネット通販で販売されていないか調べても出てきませんでしたが、製造している会社のホームページが見つかりました。
http://heyash.jp/products/index.html
値段は記載されていませんが、1,000~2,000円くらいだという情報がありました。
メルカリでは1,000円~3,000円で販売されているようです。
アパマン契約時にかかる「消臭抗菌代」が高すぎる?
札幌で起きた爆発事故をきっかけに注目されるようになったこの「消臭スプレー」ですが、これがアパマン契約時に初期費用の一部「消臭抗菌代」として店子に請求しています。
しかし、この消臭抗菌代が「高すぎる!」と以前から話題になっていたようです。
ヘヤシュは買わせるのが実質強制でボッタクリ値段というアパマンの闇 pic.twitter.com/ZcQyBaADfm
— 邪すきん (@mugpo) 2018年12月17日
先程「ヘヤシュの価格は1,000~2,000円くらい」と書きましたが、アパマンの「消臭抗菌代」は、部屋の広さにより1万3千円~2万6千円なのだそうです。
値段一緒!クリーニングじゃなくてヘヤシュでスプレーしただけなのね。しかも後から大家さんに聞いたら「こっちでクリーニングするのに、アパマンショップがクリーニングするって言うから任せたら、強い薬使ったのか、ガスの探知機壊れたらからね」って。
なんか、騙された感すごいある…— Chee (@Chee_1126) 2018年12月17日
数万円かかる「消臭抗菌代」には、数千円の「ヘヤシュ」を使って部屋のクリーニングを行う人件費が含まれているのではないか?と思いましたが…。
実際はアパマンはどういう作業を行っているのか、念の為調べてみました。
アパマンの「消臭抗菌」って実際はどんなことをする?
アパマンショップが行う消臭抗菌作業は、以下のツイートを見ると「15分」で終わることがわかります。
もちろん、店舗や地域によっても違うと思います。
しかし、ヘヤシュの散布時間は数分なので、残り10分程度でクリーニングまで済ませられるとは考えにくいですね。
散布時間と各部屋点検で15分、といったところでしょうか。
北海道のアパマンショップが消臭スプレーを大量に処分して爆発事故を起こした事がわかったが、
アパマンが「消臭抗菌代」と称して1缶2~3万円を強制で徴収、ぼろ儲け疑惑が浮上。
その苦情が知恵袋に投稿されている↓https://t.co/Ok0AHCDhVt pic.twitter.com/nHpVrjFLl4— なおえもん (@oynaoto) 2018年12月17日
アパマンが徴収する「消臭抗菌代」の内訳が
・散布代
・その後の目視チェック
とすると、クリーニングの人件費はかかっていないと考えて良いと思います。
ということは、数千円のヘヤシュ代で済むことが「消臭抗菌代」という名目で店子から数万円請求している、ということになりますね。
アパマンショップは個人の不動産屋がフランチャイズでやっているケースが多いので、サービス内容も店舗によるでしょうし、ケースバイケースです。
しかし、数千円のスプレーを数分使うだけなのに数万円の費用を請求しているとしたら、ボッタクリと思われる可能性は高くなるかもしれません。
不動産屋から提示された費用の内訳が不明瞭な場合は、ぜひ問い合わせると良いかなと思います。
アパマンにはヘヤシュの販売ノルマがあるとの噂も
札幌の爆発事故は、店舗のリニューアルのために、使用期限が切れた大量のヘヤシュの処分を行っていた、と言われています。
しかし、なぜ大量の未使用のヘヤシュを処分しないといけなかったのでしょうか?
もしかしたら、アパマンにはヘヤシュを売りさばく(消臭抗菌代を請求する)ノルマがあり、売りさばけなかった在庫を処分していたのかもしれません。
アパマンの爆発はこういう事か
1.本部から消臭除菌のノルマを課される
2.作業を委託せず営業マンが行うよう本部が指示(利益率上げる為)
3.ほぼ全ての契約に消臭除菌代を強制的に入れる
4.繁忙期だと営業マンが動けない
5.実際は作業出来ない契約が増える
6.バレたらマズイので辻褄合わせする為ガス抜き— 内藤譲二@Knight George (@misachi01) 2018年12月17日
消臭抗菌作業を行っていなかった可能性も??
そして、あくまでも可能性ではありますが、もしかしたら消臭抗菌代を店子から請求しておいて、実は消臭抗菌作業をやっておらず、大量の未使用の在庫が発生したのかもしれないですね。
今回の爆発事件でアパマンは火気厳禁のスプレーを室内で120本も噴射するという頭の悪さだけでなく、賃貸住宅を消臭殺菌しましたというのが単なるスプレーで済ませていることと、そのスプレーすら使わず在庫合わせのため社内で噴射していたという詐欺まがいのことまでバレたわけですね。
— ねこやまだ (@msao211) 2018年12月17日
爆発事故が思わぬ物議をかもし、今後問題が大きくなる可能性もありますね。
アパマンは実際に行われてきていることについて情報開示し、消費者が不満に思っていることを解消する努力をしてほしいなと思います。
まとめ
札幌の爆発事故の原因であり、この事件によって物議をかもすことになった消臭スプレーについてご紹介しました。
アパマンは実際に行われてきていることについて情報開示し、消費者が不満に思っていることを解消する努力をしてほしいですね。